ラジオに相談だ

ラジオに相談してみた。

 

私はラジオが好きだ。

なかでもお気に入りの番組がある。

 

今は大変便利で、たとえリアルタイムで聴けなくても

アプリでいつでも聴けるので、お気に入りのその番組を

私はどこでも聴いている。

朝食を食べながら、

通勤しながら、

お昼を食べながら、

帰宅しながら、

お風呂に入りながら、

寝ながら。

 

お気に入りのその番組の

イカしたラジオパーソナリティ(というの?)のおばちゃまの

声に、言葉に、存在に、ずいぶんお世話になっている。

 

だから、

私にとある事象が生じたとき、

不思議とすんなりあの人に相談しよう、と決めた。

相談内容は大変恥ずかしいので割愛するけれど、

しゃがめば転がっているほどのありふれた恋愛相談だったと思う。

 

ふと、この人ならなんて言葉をくれるのだろう、と思ったのだ。

 

夜、スマホでポツポツと文章を作成して、

エイヤと送信したら、さっそく翌日番組から返信がきた。

何度かやりとりして(電話で直接相談しませんか?ときたのだけど、

挙動不審になり実りのない会話になるのが目に見えたのでお断りした)、

次の週の水曜日、私のメールは採用された。

 

例によってリアルタイムでは聞けなかったけれど、

私は平気な顔をしていたけれど、

そのメールが読まれるとき凄くドキドキした。

 

新年だったので、

今年もよろしくお願いします、なんて言葉を添えていたのだけど、

あのおばちゃまが小気味よく「こちらこそ!」と言ってくれたのが

嬉しかった。

 

番組は進みおばちゃまはテンポよく回答してくれて、

私に二つの指摘をくれた。

 

一つ目は、私の中で矛盾があること。

要は前編と後編で嚙み合っていない、と。

無意識のうちに本音を隠して「きれいごと」にしてるつもり

だったけれど、きちんと漏れていたのだろう。

百戦錬磨のおばちゃまが気づかないわけはなく、

見事に言い当てられてしまった。

自分の頭が整理されていないのは毎日のことで

自分の永年の課題だと思っている部分だ。

穴があってもなくても入りたかった。

 

二つ目は、私が浮つきやすい、ということ。

私は、はっとした。

はっとしたことを忘れてはいけないと思って、ブログに書いたくらいだ。

私はほんとに全く「浮つきやすい」人なのだ。

 

それはつまり軸がなく、外部に多大に影響を受けやすい人を言うのだろう。

対義語は「地に足がついてる人」ではないだろうか。

 

たった数行のメールで、私の浮ついた感じが伝わってしまうとは。

その言葉で自分の浅はかさを突き付けられたし、

あぁほんと私はいつもいつも周りの目で、周りの基準で世界を見てしまうの

だったとがくっとした。

私はまたもや穴を探した。

 

もはや相談内容なんてどうでもよくて、

私はおばちゃまにただただ感服したし自分を恥じた。

 

自己矛盾を矯正し、地に足をつける1年にしたい。

 

新春に喝をいれてもらった話