朝のできごと

朝、実家の母から連絡があった。

実家のわんこがもう長くないかもしれない、

という内容。

カーテンが閉まった日が昇る前の

真っ暗な部屋でその文面を読み、

心がぐわんとした。

私を必要としてたはずのわんこを

置いてまで上京した私は

一体何をしたかったのか。

何をしてるのか。

へたりこんでうなだれた。